和装小物のひとつである「足袋」は、着物を着る上で欠かせないアイテムです。
和装小物は着物と一緒に買い取ってもらう方がいいのか、単独でも買い取りに出せるのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、足袋について高く買い取ってもらうコツや買い取りがスムーズにできる買取業者について解説します。
足袋の処分方法でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
足袋とは
足袋とはそもそもどういったものを指すのか、ここで確認しておきましょう。
足袋は白色のものが一般に知られていますが、色ものや柄ものなど、実は種類が豊富にあります。
足袋と靴下との違い
和装のときに着用する足袋も、洋装のときに着用する靴下も、直接履くものには変わりありませんが、素材や足指が分かれているかどうかといった違いがあります。
まず素材ですが、足袋の基本素材は木綿です。
それに対し靴下は、木綿とポリエステルやポリウレタン、ナイロンといった化学繊維素材の混合素材で作られています。
靴下に化学繊維が用いられているのは伸縮性を持たせるためであり、逆に言えば、綿素材だけで作られている足袋には伸縮性がありません。
両者には以上のような明確な違いが存在しているのです。
足袋の種類
足袋は白色のものが特に知られていますが、色が付いた足袋や柄が入っている足袋、ストレッチ性のある足袋などもあります。
近年では着物をより身近なものにするためのファッション性重視から、レース足袋などのお洒落な足袋も出てきました。
実際に足袋の種類は大きく分けると
- 一般的にイメージされ、こはぜという留め具を用いる汎用性の高い白足袋
- もとは男性が着物を着る際に礼節の時以外は黒が基本色であったことから生まれ、近年ではカラーバリエーションが増えている色足袋
- 大きな柄が描かれたもの、繊細な柄が描かれたものなど、多種多様な柄でファッション性豊かな柄足袋
- 靴下感覚で履ける足袋で、特に和装初心者の方でも着用しやすい、こはぜがないストレッチ足袋
となっており、着用するときがカジュアルかフォーマルな状況なのかや着物・法被などのファッションに合わせてデザインや機能性の考慮もすることができる、素晴らしいアイテムなのです!!
足袋の買取相場
しかしながら、新品で数千円で購入した足袋も、中古足袋の市場の狭さと元価格の低さから、買取相場は10円から500円ほど、、、
足袋の中でも最も高く買取されるものは木綿素材の白足袋です。
柄足袋や色足袋を着用する人が増えつつあるとはいえ、カジュアルな場からフォーマルな場まで、さまざまなシーンで活躍できる白足袋ほどの需要はまだありません。
そのため、色足袋、柄足袋よりも白足袋の方が積極的に買取が行われています。
同じ白足袋であれば、より素材が高級な木綿素材のものがストレッチ素材のものよりも高価買取になりやすい傾向にあります。
買い取ってもらいやすい和装小物とは
和装小物は着物や帯に比べると買取されにくく、買取ってもらえたところで二束三文にしかならなかったという話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
実際のところ、帯揚げや帯締め、バッグや草履、足袋といった和装小物は、積極的に買取が行われています。
帯揚げ・帯締め・帯留め
着用するだけで一段と華やかな着物美人に変わる小物たち。
帯揚げ、帯締めは着物を着る際に必ず用いるため需要が高く、数ある和装小物の中では買い取ってもらいやすい小物となっています。
しかし、単品で買取に出すと買取額が出ないケースもあるので、できるだけ着物や帯と共に買取に出すようにするとよいでしょう。
また、帯留めには珊瑚や翡翠などの宝石が付いたものもあり、ジュエリーとしての価値が見出されるものも少なくありません。
鑑定書などがある場合は一緒に査定に出してみてはいかがでしょうか?
草履
下駄と異なり、靴の台の下に歯と呼ばれる突起がついていない草履。
草履も和装の際に必要な小物なので需要が高く、買い取ってもらいやすい小物の一つです。
しかし、草履は靴同様に消耗品であるため、摩耗しているものは買い取ってもらえないケースもあるということは覚えておきましょう。
草履はエナメル質のもの、織りの素材のものがありますが、より価値の高い織り素材のものは売れやすい傾向にあります。
和装バッグ
和装バッグにもカジュアルなものとフォーマルなものがありますが、いずれも織り素材のものが多く、買い取ってもらいやすい傾向にあります。
特にフォーマルの和装バッグは草履とお揃いの生地を用いたものが多く、セットで買取に出すことで高価買取を期待できます。
足袋
足袋は和装には欠かせない小物ですが、靴下ほど安く手に入るものではありません。
そのため、中古の足袋を求める方も少なからずいるのです。
このように中古足袋に需要があるため、足袋の買取も積極的に行われているのです。
足袋を高価買取してもらうためのポイント
足袋は元々の売値が高いものでも5000円ほどのため、中古品ともなると買取価格は数百円程度となってしまいます、、、
なのでここでは、少しでも高値で買取してもらうためのポイントについて3つ!
解説いたします!!
状態がいいものを売る
足袋でも状態が良いものは高値で買取してもらえる可能性があります。
未使用品は高値で買取してもらえますが、しっかり未使用であるということが伝わらなければ「未使用」とみなされません。
もし、袋から出していない未使用状態の足袋があるのであれば、袋のまま買取に出すようにしましょう。
足袋は、カジュアルからフォーマルまで着まわすことができる白色のものが高値で買取される傾向にあります。
しかし、白という色は経年と共に黄ばみ、変色しやすいため、綺麗な白色の状態を保つのが難しいです。
未使用品でも古いものは黄ばみが出ていることもあるため、できるだけ年数を置かずに買取に出すことをおすすめします。
まとめて売れるものを確認する
足袋は、単品ではなかなか高価買取には繋がりません。
しかし、一緒に着物や帯、和装小物などもあるとセット品としての価値が付き、総合価格が高くなることがあります。
また、他のものとセットで足袋を売る場合、多少汚れがあってもまとめて買取してもらえることがあります。
足袋の買取を成功させたいということであれば、他の和装のものと一緒に買取に出してみましょう。
ケースや鑑定書があるか確認する
着物や帯、バッグや草履などは、ブランドものの場合、ケースや鑑定書が付属されます。
和装小物において鑑定書の存在は非常に重要ですが、足袋の場合はブランドものでもケースや鑑定書は付属されません。
これは、足袋の有名ブランドの場合、店舗名がこはぜに印字されているためです。
足袋の買取方法
足袋の買取方法にはネットオークションやフリマアプリに出品する方法、リサイクルショップに持ち込む方法、買取業者に依頼する方法があります。
ネットオークション・フリマアプリ
足袋を自分で売りたいという方は、ネットオークションやフリマアプリを利用すると良いでしょう。
特に、普段からネットオークションやフリマアプリを利用されている方は買取業者などを利用するよりもお手軽に感じる部分があるかもしれません。
オークションなどに出品する場合、自分の理想価格で買取を実現することが可能です。
しかし、入札者がいつ現れるかは分からず、必ず売れるという保証もありません。
また、オークション出品にあたり商品説明の入力、商品の写真撮影などの作業も発生します。
買取が成立した場合は、梱包して発送する作業もあるなど、出品者の負担がそれなりにあるということは覚えておきましょう。
リサイクルショップ
リサイクルショップでも足袋の買取は行われています。
しかし、足袋のブランド、足袋の素材、色や柄に関係なく「足袋」という大きなくくりの中で買取が行われるので、二束三文にしかならないケースも少なくありません。
また、状態があまり良くないものに関しては引き取ってもらえないこともあります。
買取業者
着物買取の専門業者では、足袋などの和装小物の買取も積極的に行っています。
和装に関するブランドにも詳しいため、足袋であれば福助といったブランド物は高値で買取してもらえる可能性があります。
少しでも高い価格で買取してもらいたい方は、買取業者の利用を検討するのがおすすめです。
近くに店舗がない場合でも宅配買取をしているところは多いです。
気になる方は一度無料査定を利用してはいかがでしょうか。
足袋のおすすめ買取業者
買取の際に実際どの業者さんに頼むのがいいのか、悩む方が多くいらっしゃることと思います。
ここではそのような方向けに、当サイトおすすめの買取業者を3つ!ご紹介いたします!
バイセル
和装小物の買取でおすすめの業者さんはバイセルです。
対応地域も全国であり、状態が悪くても買取可能であり買い取り額も平均的に高価買取!
また、買取の際にも上場企業が運営しているため安心にご利用いただくことができます。
今回の足袋のような、多店舗様では断られる可能性の高い汚れが付いていても、他の着物や和装小物と一緒に買取査定を行ってもらえます!
もし今お手元でお品物の処分に困っている方がいらっしゃいましたら、まずは相談無料のバイセルを訪ねてみてはいかがでしょうか??
ザ・ゴールド
2つ目のおすすめ買取業者はザ・ゴールドです。
こちらも対応地域も全国であり、状態が悪くても買取可能でございます。
また、バイセルと同じく足袋のような、多店舗様では断られる可能性の高い汚れが付いていても、他の着物や和装小物と一緒に買取査定を行ってもらえます!
FUKU CHAN
最後にご紹介するのはFUKU CHANという買取業者です。
こちらも他2つの業者と同じ条件で行ってもらえる可能性が高いのですが着物買取と出てくるように、和装小物にも強いのが特徴です!
以上が当サイトおすすめの買取業者ですが、ご自身にあった買取業者を見つけるためにも、まずはリンクから3つの買取業者をご覧ください!
まとめ
足袋は、買取ってもらえる和装小物の一つですが、使用感や状態によっては査定に響く場合があります。
足袋を売りたい人は、今の状態をまずチェックしてみてください。
もし、お持ちの足袋が売れる状態であれば、着物専門の買取業者やネット買取業者など、買取ってくれるところを選びましょう。
査定を無料で行っているところも多いので、一社に即決せず、何社かの査定額を比較して買取先を決めても良いでしょう。