よくわかる!金買取のお役たち情報
買取相場について
金・貴金属の買取相場は、日々変化しています。そのため、買取を検討しているのであれば、買取相場を毎日チェックし、最も高い水準に達した日に売るのがベストといえるでしょう。
2024年5月現在、金の買取相場は上昇の一途にあります。過去最高価格も記録しているため、売るなら今が最適です。
以下では、金の種類ごとに2024年5月現在の買取相場を紹介します。また、それぞれの純度の簡単な解説もするため、ぜひ参考にしてください。
K24
K24は純度99.9%の純金です。熱や傷に弱く、柔らかく変形しやすいものの、劣化しにくいという特徴があります。
K24は純金なので、金・貴金属の中でも最も価値が高い金です。買取相場は1gあたり約12,000円で、2023年12月時点で約10,000円だったのが、急激に上昇しています。
K18
K18は純度75%の合金です。他の金属が混ざってはいるものの、合金にすることで強度が上がり、加工しやすくなるため、アクセサリーによく用いられる金となります。
ただし金としての価値は、合金という観点からK24には劣ります。買取相場は1gあたり約9,000円です。
K14
K14は純度58.5%の合金です。金の割合が上記の2つよりも低い分、他の金属が使われているため、強度に優れます。アクセサリーや文房具など、日常的に使用されるものに用いられる傾向があります。
買取相場は1gあたり約7,000円です。
K10
K10は純度42%の合金です。金の含有率が低い分、軽い上に鮮やかな色を出しやすいという特徴があります。しかし、他の金属の割合が多いため、錆や変色が起こりやすく、日常的なお手入れが必要になります。
買取相場は1gあたり約5,000円です。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは金ではありませんが、合金の色を指します。この色は、合金内の混ぜ物によって変わりますが、特にパラジウムの量が多い場合にホワイトゴールドとなります。
ホワイトゴールドは、1gあたり100円前後の買取価格アップが見込めるでしょう。
イエローゴールド
イエローゴールドも、合金の色を指します。イエローゴールドの場合、混ぜ物は銀15%、銅10%の割合で含まれています。
ただし、イエローゴールドに関しては、1gあたりの買取価格アップは見込めない場合が多いでしょう。
ピンクゴールド
ピンクゴールドも同様に、合金の色を指します。ピンクゴールドの場合、混ぜ物は銀10%、銅15%の割合で含まれています。
イエローゴールド同様、ピンクゴールドも1gあたりの買取価格アップは見込めないことが多いです。
買取業者の選び方について
満足のいく金・貴金属の買取のためには、買取業者の選定が重要なポイントとなります。しかし、買取業者の選定はどういった基準ですれば良いのでしょうか。
そこで、金・貴金属の買取において、買取業者を選ぶ際に基準としたいポイントを具体的に解説します。
金・貴金属専門の査定士が在籍している
金・貴金属専門の査定士がいれば、日々変化する金の価格相場を反映した上で、公正な判断をもって査定価格をつけてくれます。もし、専門の査定士がいない場合、価格相場が最新のものではなかったり、金・貴金属の純度などの判別が疎かになったりしてしまい、査定価格が不当に低いものとなってしまうかもしれません。
金・貴金属の買取相場や買取情報を掲載しており、頻繁に更新している
買取業者のホームページを見ると「金・貴金属」のカテゴリで買取相場や買取情報を掲載している場合があります。その買取相場や情報がいつ時点のものであるのか、確認しましょう。
毎日、もしくは週に一度は必ず更新しているような買取業者は、金・貴金属の最新情報に常に敏感であり、査定を依頼したときに、その日の情報を反映した上で査定してくれるでしょう。
一方で、買取相場や買取情報を掲載していても、その情報が数ヶ月以上前だと、金・貴金属の最新情報に疎い可能性があります。
手数料の有無や、金額などを詳細に公開している
手数料は、無料に越したことはありません。ただし「手数料無料」と大々的に宣伝していても、実際は買取が成立した場合のみ手数料無料で、査定後にキャンセルとなった場合は、キャンセル料を請求されることがあります。ホームページを見たり、問い合わせから直接確認したりして、手数料があるのか詳細に把握しておきましょう。
また、手数料があるからといって、即座に査定を依頼する候補から外してしまうのは早計かもしれません。手数料がある分、最新情報を常に把握していたり、査定が丁寧だったりと、質が高いこともあります。ホームページに手数料が詳細に書かれており、手数料がかかる分、買取価格や対応に期待が持てそうな買取業者であれば、査定依頼を検討してみても良いでしょう。
評判が良い
Google MapやSNSなどで、買取業者の評判を見ておきましょう。
ポジティブな口コミが多ければ、その買取業者と取引して満足した人が多いということです。反対に、ネガティブな口コミが多かったり、不安になるような口コミが複数書かれていたりする場合は、その買取業者は避けた方が無難です。
高く売る方法について
金・貴金属は、せっかく売るのであれば可能な限り高く買取してもらいたいものです。以下では、金・貴金属を高く売る方法を紹介します。
タイミングを見計らう
金・貴金属の買取では、売るタイミングが高価買取のために最も重要なポイントです。
金の買取相場は日々変化しています。毎日価格変動をチェックし、今後の価格の上下を予想し、最も価格が上がるタイミングで売ることができればベストです。
大まかに「売るべきタイミング」を定めるとすれば、円安の時期と総合株価指数が下がった時期といえます。金は、一般的にドルで取引されているため、日本円の価値が下がっている円安の時期に金を売却すると、ドル換算した上での日本円が手に入るのです。
また、総合株価指数については、下落が世界情勢の悪化と連動しているためです。世界情勢が悪化すると、金への需要が高まるため、価格相場も上昇します。
鑑定書や箱などの付属品を一緒に査定に出す
金・貴金属を入手したときについてきた付属品については、可能な限りすべて揃えて査定に出しましょう。どの買取業者でも、付属品があれば買取価格はアップします。また、鑑定書はその金・貴金属の確かな価値を証明するものであり、信頼性を高めることができるため、あれば必ず一緒に査定に出しましょう。
他にも金・貴金属があれば一緒に査定に出す
買取業者によりますが、まとめての買取で、買取価格をアップするキャンペーンをおこなっている業者や、手数料を割引する業者があります。買取業者ごとに異なるため、査定依頼を検討している買取業者のホームページを確認しましょう。
また金製品には、非常にサイズの小さなものや、別の製品のパーツもあります。サイズが小さすぎると、買取そのものを断られてしまうことがありますが、まとめての買取であれば可能になるかもしれません。
複数の買取業者で相見積もりをとる
査定を依頼する際は、一社だけではいけません。複数の買取業者で相見積もりをとり、最も高く買い取ってくれる買取業者に売りましょう。
買取業者の中には、悪質業者と呼ばれる業者もあります。もし査定を依頼した一社が悪質業者であった場合、たとえ不当な価格をつけられても、そうとは気がつかずに売ってしまうことになります。
また、他社での査定価格を提示することで、買取価格をアップしてもらえることもあります。値上げ交渉の材料にも、相見積もりは非常に有用なのです。
買取の際の注意点について
金の価格相場が上昇傾向にある今は、金・貴金属の売り時といえるでしょう。
ただ、金・貴金属の買取には、知っておくべき注意点もいくつか存在します。以下で紹介するポイントを必ず押さえてから、買取をおこないましょう。
金・貴金属の買取相場や、買取業者の情報などの下調べを入念にしておく
金の価格相場は、できれば毎日チェックして、価格変動の状況を把握した上で買取に臨みましょう。買取業者の中には、金・貴金属に精通していない業者や、不当な価格で買い取ろうとしてくる悪質な業者もいます。明らかに相場よりも低い買取価格を提示されたときに、疑問を持てるだけの知識が必須です。また、そういった悪質な買取業者を事前に見極めるために、買取業者の情報についても、ホームページを隅々まで見たり、評判をチェックしたりして、詳しく調べておかなければなりません。
刻印を確認しておく
金製品や貴金属には、一般的に金の純度を示した刻印があります。
刻印を確認しておけば、売りたい金・貴金属の純度がどれほどか把握できますし、買取相場についても大体の予測を立てることができます。
一方で、中には刻印のない金製品や貴金属もあり、その場合に、偽物を疑い買取を拒否する買取業者も少なくありません。ただし、刻印がなくても、れっきとした金製品や貴金属は存在するため、真贋の判断ができる買取業者なら買取してくれるでしょう。
税金がかかる場合がある
金・貴金属を売って得た金額が年間で50万円を超えた場合、確定申告および譲渡益の納税の義務が発生します。これは、譲渡益の特別控除額が50万円に設定されているためです。
また、年内に金・貴金属の他にも売却したものがあり、その額と金・貴金属を売って得た金額の合算が50万円を超えると、その場合にも確定申告および譲渡益の納税の義務が発生するため、注意しましょう。
クーリング・オフが適用されるのは出張買取のみ
「金の価格相場が高いと思って売ってしまったが、数日後にさらに高くなったため、キャンセルしてもう一度査定に出したい」
このような事態も起こるかもしれません。こういった場合、出張買取であれば、8日以内に限りクーリング・オフが適用でき、キャンセルができます。ただし、店舗へ持ち込んでの買取や宅配買取では、クーリング・オフの適用は法律では義務づけられていません。そのため、出張買取以外での買取方法を検討しているのであれば、熟慮の上で買取をおこないましょう。