ブランド食器は、引き出物やプレゼントとして人気があります。
しかし、未使用のまま食器棚の奥にある、という方も多いのではないでしょうか。
未使用のブランド食器は、高く買い取ってもらえるかもしれません。
また、引っ越しや遺品整理などで不要になった使用済みのブランド食器や、ノーブランドの食器など、処分に困っている食器でも買い取ってもらえる可能性があります。
そこで今回は、ブランド食器やカトラリーの買い取りについて、使用済みやノーブランドでも買い取ってもらえるのかを解説します。
高く買い取ってもらうコツも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
買取可能なブランド食器とは
ブランド食器といっても、さまざまなブランドがあります。
人気があるブランドは高品質でコレクターやファンも多いなど需要があるため、買い取ってもらいやすいでしょう。
ここでは、特に人気の食器ブランドをご紹介します。
ロイヤルコペンハーゲン
ロイヤルコペンハーゲンはデンマーク発祥のブランドで、白とコバルトブルーの可憐なデザインが特徴的なブランドです。
創業から約250年、現在も人気を博しているシリーズとして、ブルーフルーテッドシリーズがあります。
王室御用達の証として波模様と王冠のバックスタンプが刻印されており、そのデザインは時代によって異なります。
ノリタケ
ノリタケは、1914年に、日本で初めてディナーセットを製造したブランドです。
料理が映える白にこだわっており、材料の開発から絵付けまでのすべての工程を自社で行っています。
その上品さや製造へのこだわりが海外からも支持されており、中古市場においても需要があるブランドです。
マイセン
マイセンは、食器が好きな方なら一度は耳にしたことがあるともいわれるほど、世界的にも知名度が高いドイツのブランドです。
ヨーロッパで初めて白い陶器の製造に成功したブランドであり、その技術力と繊細な絵付から、創業より300年たった現在もヨーロッパ食器の王者と呼ばれています。
またバックスタンプには、1722年から採用されたコバルトブルーの双剣マークが記されているのが特徴です。
ウェッジウッド
ウェッジウッドは1759年に創立したイギリスの陶磁器メーカーで、繊細で上品な絵柄が特徴です。
刻印にはポートランドの壺がデザインされ、現在は頭文字であるWの文字に組み込まれたデザインとなっています。
上品でありながら華やかなデザインのものが多く、創業から260年ほどたった現在も、ファンを魅了し続けています。
ティファニー
ジュエリーブランドとして有名なティファニーですが、1837年にアメリカで誕生し、文房具などの製造から始まりました。
ティファニーならではの完成された造形美は、食器にも表現されています。
ウエディングアイテムやお食い初めなどのベビーギフトとしても高い人気があり、プレゼントとしていただく機会も多いのではないでしょうか。
カトラリー
食卓用のナイフやフォーク、スプーンなどのカトラリーも中古市場で需要があるため、売却が可能です。
日本初のカトラリーブランドであるスナオや、シルバーカトラリーの代名詞として有名なクリストフルなど、人気ブランドであれば高額買取も期待できます。
シルバー・ステンレス・木製など、さまざまな素材がありますが、とくにシルバー製のものは、高額買取が望めるでしょう。
ノーブランド
ノーブランドの食器でも、買い取ってもらえる可能性はあります。
未使用品やデザイン性の高いものであれば需要があるかもしれません。
とくに和食器は近年需要が高まっており、ノーブランドでも買い取ってもらいやすい食器のひとつです。
使用済みの食器は買い取りしてもらえる?
衛生的な観点から、使用済みの食器を買取不可としている業者は少なくありません。
しかし、一部ではありますが、使用済みの食器でも売却できる業者も存在します。
どんな食器であれば使用済みでも買い取ってもらえるのか解説します。
ブランド食器
コレクターが多いブランド食器であれば、使用済みでも買い取ってもらえることがあります。
ひび割れなどの状態が悪い場合でも買取可能な理由は、コレクションアイテムとして価値があるからです。
使用済みの食器でも価値がつく場合があるため、まずは査定に出してみることをおすすめします。
人気産地の和食器
近年は、日本食ブームの影響を受け、和食器の人気が高くなっています。
とくに人気の産地である有田焼や久谷焼などの古くから生産が続いている産地の和食器は価値が高く、高額買取も期待できるでしょう。
人気産地には和食器を制作する作家が大勢おり、人気作家の作品はさらに高く買い取ってもらえる傾向にあります。
アンティークの食器
日本では、製造から50年ほど経過したものがアンティークと呼ばれています。
そのため、美術品として価値がある場合があり、高額買取になるかもしれません。
買取業者選びが重要になるカテゴリーのため、アンティーク食器の買取実績がある業者に査定を依頼するのがおすすめです。
ブランド食器の買取相場
ブランド食器の買取価格は、シリーズや状態によって差があります。
そこで、未使用で状態がいいブランド食器の買取相場をご紹介します。
ブランド食器の売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
バカラ
多くのシリーズがあるバカラですが、非常に厳しいチェックを通過したもののみが流通しているため、品質が保証されています。
定番ともいえるアルクールの買取相場は、1点5000円ほどです。
プレート部分の六角形が特徴的なワイングラスであるアルカードの買取相場は1点3000円ほどとなっています。
アルクールに24金を使用した金彩を施したエンパイアはもともとの価値が高いため、買取相場は1点で1万円ほどです。
ウェッジウッド
ウェッジウッドは人気があるため、セットがそろっており、箱がついている場合は高額買取が期待できます。
ワイルドストロベリーのカップ・ソーサーセットは1000円前後が相場となっていますが、希少性があるものであれば数万円の値がつくこともあります。
コロンビアのセージグリーンであれば、同じティーカップ・ソーサーでも6客セットで2万円前後が相場です。
ロイヤルコペンハーゲン
コレクションアイテムとして人気があるロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートは、販売年によっては数十万円以上の値がつくことがあります。
毎年、冬に発売され「すてきなクリスマスになるように」という願いが込められていることから、クリスマスプレートとも呼ばれています。
販売年によって価格は異なりますが、平均的なイヤープレートの相場は1万円~2万円ほどです。
マイセン
マイセンが持つ絵付の技法はドイツで無形文化遺産に指定されるほど価値があり、人気も高いことから、シリーズによっては高額買取が期待できるブランドです。
具体的には、波の戯れシリーズのタンブラーの相場は1点で1800円、ブルーオニオンの角皿は1点で6000円ほどが相場となっています。
アラビアンナイトなど、特に人気があるシリーズで状態がいいものは、買取相場が100万円前後になることもあります。
ブランド食器を高価買取してもらうコツ
不要になった食器といっても、高く買い取ってほしいと思う方が多いでしょう。
高額買取を狙うには、いくつかのコツがあります。
ここでは、ブランド食器を高額買取してもらうコツを3つご紹介します。
保存状態をよくしておく
未使用の食器でも、ホコリがついている場合は柔らかい布で拭いたり、水で軽く洗い流したりしてから査定に出しましょう。
使用済みのものは、茶渋などの汚れを落とすことが重要です。
しかし、強くこすってしまうと傷がついてしまうことがあります。
特に金彩などの繊細な装飾がある場合は、軽く洗い流す程度にしておきましょう。
箱や付属品などをまとめて査定に出す
セットや付属品をまとめて査定に出すことで、高く買い取ってもらえる場合があります。
特にセットの場合は、そろえて出すようにしましょう。
また、箱などの付属品の状態も査定額に影響します。
箱は日焼けすると色あせてしまうことがあるため、直射日光が当たらない場所で保管するのがおすすめです。
食器の買取実績がある業者に買い取りしてもらう
食器を高く買い取ってもらうためには、業者選びが重要です。
特に、査定が困難なアンティーク食器の場合、査定員には食器ブランドの知識や経験が求められます。
食器の買取実績がある業者であれば、知識や経験がある査定員が、適正な価値を評価してくれるでしょう。
まとめ
コレクションとしても人気のブランド食器は、使用済みなどの中古でも需要があります。
買い取ってもらう際は、食器の買取実績がある業者に査定を依頼するのがおすすめです。
不要になったブランド食器があれば、なるべく早いうちに買い取ってもらうようにしましょう。