並行輸入品がブランド買取に与える影響とは?特徴や高価買取のコツを解説

2023/11/30

ブランドの並行輸入品は「正規代理店」を経由せずに入手できる商品です。

リーズナブルな価格で購入できますが、売却する場合は価格に影響を与えることも少なくありません。

ここでは並行輸入品の特徴や買取に与える影響を解説します。

高価買取するためのコツも紹介するので、売りたいと考えている方は参考にしてみてください。

ブランドの並行輸入品とは「正規代理店」以外の輸入品

並行輸入品と聞いても、具体的に正規代理店で販売されている正規品との違いがわからない方も少なくありません。

ここでは並行輸入品と正規品、混合されやすい個人輸入品との違いを解説します。

法的な観点からみた並行輸入品の特徴も一緒に見ていきましょう。

「正規品」「並行輸入品」との違い

「正規品」と「並行輸入品」の違いは、ブランドが指定した正式なルートを通って販売されているかどうかでどちらも商品は本物です。

「正規品」は日本にある正規代理店などを通じて輸入し、国内で発売されるアイテムを指します。

「並行輸入品」は海外の正規代理店で販売されている商品を買い付け、正式なルート以外の流通網を通じて輸入したものです。

日本で販売されるために作られていないため、品番や説明書などは外国語表記になっています。

「並行輸入品」「個人輸入品」との違い

「個人輸入品」とは海外製品を個人で使用することを目的として購入・輸入したものです。並行輸入品は販売目的のために仕入れをするため、個人輸入品とは目的が異なります。

どちらにも共通しているのは、日本の輸入には正規ルートを通っていない点や不良品・破損リスクには対応していないことです。

並行輸入品は合法

日本では、本物でかつ正式な手続きを経て日本に入ってきた並行輸入品は合法です。

正規のルートを通っていないだけで、合法的な方法で輸入するのは問題ありません。

ただし、下記3つには注意しましょう。

  • 偽物ではなく本物
  • 商標権などを侵害していない
  • 関税などを適切に払った上での合法的な手段での輸入

上記、3つのいずれかに違反した場合は違法になります。

並行輸入品は合法ですが、リスクも多いため、場所によっては販売に制限がかかっていることも少なくありません。

ブランドの並行輸入品を購入するメリット

ブランドの並行輸入品を購入するメリットは2つあります。

正規品との違い、定価よりリーズナブルな価格での購入や通常ルートでは手に入らない珍しいアイテムを購入できることがメリットです。

詳しくみていきましょう。

正規品よりも手頃な価格で購入できる

ブランドの並行輸入品は、販売者側で自由に値付けができます。

正規品はブランドイメージを守るために、販売価格が定められている一方で、お手頃な価格に設定できるのが特徴です。

並行輸入品は仲介業者が少ないため仲介手数料を抑えられる上に、為替の影響によっては安く仕入れることもできます。

外国語でわかりにくい説明書や偽物の可能性、アフターサービスができないなどのリスクが気にならなければ、購入しても良いでしょう。

国内で未発売の商品が手に入る

並行輸入品は、国内の正規代理店で取り扱いがないアイテムが手に入りやすくなります。

並行輸入品は海外で直接商品を買い付けるため、日本で販売されていないアイテムを手に入れることも難しくありません。

日本で販売されるものは、日本の方に好まれるデザインやアイテムに限定されていることが多い一方、海外で販売されているものは個性的なものがあります。

もし、日本で販売されていないものがあれば並行輸入品を探してみてはいかがでしょうか。

並行輸入品がブランド買取に与える影響

ブランドの並行輸入品が買取に与える影響は3つです。

正規ルートを辿っていないため、偽物の可能性があることや、ギャランティーカードなどの品質を保証する付属品がない場合があります。

並行輸入品よりも安心感のある正規品の需要の高さも、買取に影響が出てしまいやすくなる理由です。

具体的に解説します。

ブランドの並行輸入品は偽物の可能性がある

並行輸入品は流通経路が不明である場合が多いため、偽物の可能性があります。

悪徳な業者が精巧に作られたスーパーコピー品を、並行輸入品と謳って販売しているケースがあるからです。

本物か見極めが厳しいため、並行輸入品は買取不可としている業者もいるので注意しましょう。

偽物の見極め方とは?

正規品と偽物を見極めるには、「正規品との違い」や「プロへ確認してもらう」方法があります。

偽物との違いで挙げられる代表的な例は、金具の刻印や内側の縫製、ヌメ革などの質感などです。

判断ができない場合は、専門知識を持ったプロに判断してもらいましょう。

並行輸入品を取り扱っている買取業者やメーカーへ持ち込みします。

気になる場合は、事前に連絡しておくと安心です。

ブランドの並行輸入品は保証が少ない

並行輸入品は、正規代理店の保証がないこともあります。

並行輸入品はブランドメーカーが製造から販売まで管理した商品ではありません。

買い付けをした方が独自で保管や管理をしているため、品質の保証ができないからです。

そのため、不良品や破損した時に対応できません。

もし、保証が受けられた場合でも、十分なサービスを受けられないこともあります。

ブランドの並行輸入品よりも正規品の需要が高い

同じモデルであっても、正規ルートで販売されている正規品のほうが需要があります。

それは、偽物の可能性がある商品よりも、本物である確証がある正規品の方が安心できるからです。

せっかく買うならば正規品が良いという需要が高いため、買取額が低くなる可能性があります。

ブランドの並行輸入品を高価買取するコツ

並行輸入品を高く売るコツは3つあります。

通常の正規品とは違い、買取業者によっては敬遠されたり、買取不可となったりしてしまいがちです。

買取に出す前に知っておきたい、コツを紹介します。

知識のある査定士を選ぶ

並行輸入品の査定には知識が必要です。

海外と日本で売られている製品の違いを理解していなければ、正しい判断ができません。

偽物リスクやアイテムが売れないリスクも存在します。

本物と確証がなければ、買い取りを拒否する買取業者も少なくありません。

専門の知識がある査定士がいる買取業者を選ぶようにしましょう。

並行輸入品であることを伝える

査定時に買取してもらう商品は並行輸入品だと正直に伝えましょう。

嘘をつくことで買取業者より不審に思われてて、査定してもらえない可能性もあります。

商品の内容を理解した上で、価値の判断を判断するためにも、買取業者には並行輸入品であることを伝えるのがおすすめです。

付属品を揃えておく

並行輸入品は付属品などを揃えておくと、偽物リスクに対応できます。

正規品と違い、並行輸入品には企業以外に第三者が介在しているため、偽物リスクがあることを認識しておきましょう。

買取を拒否される場合もあり、正規品だと判断できる付属品が揃っていれば安心して買取できる材料になります。

ブランドの並行輸入品を販売する人は、購入時のレシートや書類なども含めて保管しておくと良いでしょう。

まとめ

ブランドの並行輸入品はかしこく使えば、珍しいアイテムやリーズナブルに手に入れる手段になります。

コピー品の可能性や保証がないなどリスクを理解して、利用すれば良いでしょう。

不要になって買取をしてもらうときは、高価買取のコツを実践してみてください。

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