着物の買取相場は?種類別の買取相場一覧で着物の相場を解説

2024/03/04

「タンスを整理していたら長く使っていない着物が出てきた」

「親族から昔着ていた着物をもらった」

でも、古いものだし着る機会がない……

そんな時は、買取してもらうことを検討してみてはいかがでしょうか。

着物は種類や状態によっても変わりますが、高価買取してもらえる場合があります。

また、着物を売るとなるとセットで使う帯や和装小物についても気になるところでしょう。

この記事では、着物の種類ごとの買取相場と帯や和装小物の買取相場、そして、高価買取の条件やコツをご紹介します。

相場や高く売れる着物の特徴を知って、持て余してしまっている着物の高価買取を実現しましょう。

着物の買取相場は?種類別に解説!

早速、着物の種類別の買取相場をご紹介します。

着物といっても、種類はさまざまです。着物自体の種類や産地、状態など、あらゆる要素が買取価格に影響します。

この項目では、一目でわかる着物の種類別買取相場と、各着物の解説をします。

一目でわかる着物の種類別買取相場

種類相場簡単な説明
訪問着200,000円結婚式からお茶会まで、幅広いシーンで着用できます。
加賀友禅180,000円石川県金沢市を中心に生産されている伝統的な着物です。
京友禅180,000円京都府で生産されている伝統的な着物です。
上記以外の友禅200,000円江戸友禅、十日町友禅などさまざまな友禅があります。
振袖140,000円未婚女性の第一礼装とされる格式高い着物です。
小紋100,000円普段着として使えるカジュアルな着物です。
付け下げ80,000円訪問着と同じく幅広いシーンで着用できます。
黒留袖70,000円既婚女性の第一礼装とされる格式高い着物です。
色留袖70,000円黒留袖と同じように慶事で着用されますが既婚・未婚を問いません。
色無地20,000円柄がなく、一色で染められた着物です。

訪問着

訪問着は、お呼ばれした結婚式といったフォーマルな場からお茶会といったカジュアルな場まで、幅広いシーンで着用できる着物です。さまざまな柄や色があります。

格の高さとしては、黒留袖や色留袖の次にあたります。

その活躍の場の広さから需要が高く、買取相場も高めになっています。

加賀友禅

加賀友禅は、石川県金沢市を中心に生産されている伝統的な着物です。「加賀」という名前は現在の石川県南部である、かつての加賀国から取られています。

加賀友禅の特徴としては、「加賀五彩」という五つの色を基調としていること、自然や古典をモチーフにした絵画調の柄、模様の中心を淡く、端を濃く染める「先ぼかし」などが挙げられます。

京友禅

京友禅は、京都を中心に生産されている伝統的な着物です。

京友禅の特徴としては、自然の造形や日常の文物を図案化した「文様調」の柄、加賀友禅とは違った多彩な色使い、刺繍や箔を使った仕上げなどが挙げられます。

上記以外の友禅

これまで紹介した友禅の他にも、「江戸友禅」や「十日町友禅」といった友禅があります。

そもそも友禅とは、絹の生地に直接色を付けていく染色技法のことを言います。

「友禅」という名前は、江戸時代の扇絵師・宮崎友禅に由来するとされています。宮崎友禅によって生み出された友禅技法が各地で独自の発展を遂げ、さまざまな友禅が生まれることになりました。

どれも伝統があり価値は高いですが、柄や色、素材、状態によって買取価格は大きく異なります。

振袖

振袖は、成人式で着用されることが多い、未婚女性の第一礼装とされる着物です。

格の高い第一礼装なので、高級な生地や織りでつくられていることが多く、買取相場が高くなる傾向があります。

一方で、デザインがその時代の流行を反映するため、買取価格の上下が激しい着物でもあります。

小紋

小紋は、普段着として使えるカジュアルな着物です。

全体に模様が描かれていることが特徴です。

第一礼装である振袖や留袖よりは買取価格が低くなりがちですが、「江戸小紋」という伝統的で高級な小紋は買取価格が高くなる傾向があります。また「江戸小紋」はフォーマルな場にも着ていくことができる小紋です。

付け下げ

付け下げは、訪問着と同じくフォーマルな場からカジュアルな場まで幅広く着用できる着物です。

訪問着との違いとしては、柄が少なく控えめであること、訪問着の方が格が高いとされることなどが挙げられます。

黒留袖

黒留袖は、既婚女性の第一礼装とされる着物です。

主に結婚式や披露宴で、新郎新婦の母親や祖母などの親族が着用します。

その名の通り地色が黒で、袖だけに模様が入っています。

格が高い着物なので、保存状態が買取価格に大きく影響します。

色留袖

色留袖は、黒留袖と同じく慶事で着られますが、既婚・未婚を問わず着用できます。

生地の紋の数によって格が異なり、「五つ紋」の色留袖であれば黒留袖と同じ第一礼装になります。

黒留袖とは違い、多彩な地色から自分の好みのものを選ぶことができます。

買取相場は黒留袖の方が高いですが、色留袖の方が需要が高い傾向にあります。

色無地

色無地は、柄がなく、一色で染められた着物です。

色留袖と同様に、生地の紋の数によって格が異なります。

また、着用するシーンによって向いている色とそうでない色があり、例えば慶事では華やかで暖かい色が、弔事では黒や紺などの寒色が適切です。

また、カジュアルな場かフォーマルな場かで帯も分ける必要があります。

帯や和装小物の買取相場は?種類別に解説!

着物を身につける時、帯や和装小物は欠かせません。

着物同様、帯にもさまざまな種類があり、種類や状態によっては高価買取してもらえます。

この項目では、一目でわかる帯や和装小物の種類別買取相場と、各小物の解説をします。

一目でわかる帯や和装小物の種類別買取相場

種類相場簡単な説明
名古屋帯120,000円名古屋が発祥の、カジュアルな場に向いた帯です。
袋帯200,000円格が高い帯で、名古屋帯よりも長いです。
丸帯50,000円婚礼衣装や舞子の衣装に用いられる帯です。
半幅帯20,000円幅が細く、カジュアルな場に向いた帯です。
角帯40,000円男性用の帯で、幅広いシーンで用いられます。
羽織30,000円着物の上から羽織るものです。
道行15,000円外出時に着用するものです。
道中着60,000円外出時に着用するものです。
和装小物12,000円着付けや装飾に使います。

名古屋帯

名古屋帯は、その名の通り名古屋が発祥の帯です。礼装で用いられる袋帯より長さが短く、カジュアルな場からセミフォーマルな場で使われることが多いです。

袋帯

袋帯は、格が高いとされている帯で、表地と裏地で異なる生地を使い、袋状に縫い合わせて仕上げていることが名前の由来です。

フォーマルな場で使われることが多いです。

丸帯

丸帯は、かつては最も格の高い帯として第一礼装に使われていましたが、より軽く使いやすい袋帯が登場したことで廃れ、あまり使われなくなりました。

現在では、主に婚礼衣装や舞子の衣装に用いられています。

半幅帯

半幅帯は、その名の通り幅が他の帯よりも細いのが特徴です。

最もカジュアルな帯とされ、小紋や浴衣に使われます。

角帯

角帯は、男性用の帯で、礼装から普段着まで幅広く使うことができます。

羽織

羽織は、着物の上に羽織るものです。男女で着用シーンが異なります。

女性ではおしゃれ着として普段着に用いられることが多い一方で、男性では普段着に加え新郎の婚礼衣装にも用いられます。

道行

道行は、外出時に着用するものです。

訪問着や黒留袖といった、フォーマルな着物に合わせます。

道中着

道中着は、道行と同様に外出時に着用するものです。

道行と異なり、小紋や色無地といったセミフォーマル、カジュアルな着物に合わせます。

和装小物

和装小物は、着付けや装飾に用いる小物の総称です。

単体では買取価格をつけることが難しく、セットで買取してもらうことが一般的です。

高価買取の条件は?高く買い取ってもらうコツを知ろう!

買取相場について詳しく解説してきましたが、手元にある着物は実際どれくらいの価格で買い取ってもらえるのか、気になるのではないでしょうか。

もちろん、着物自体の価値によって価格は決まってきますが、買取価格を決める要素は他にも多くあります。

この項目では、どんな要素が買取価格に影響するのか、また今からできる高く買い取ってもらうコツを解説します。

着物の状態

保存状態が良いものは、買取価格が高くなる傾向があります。

「保存状態が良い」とは、シミ・汚れ・カビ・シワなどがないということです。

目立つところにシミなどがあったり、虫食いができていたりした場合、着物の価値は大きく下がり買取価格も激減してしまいます。

最悪の場合だと、買取を断られてしまいます。

そもそも、着物は生産されてから毎日劣化していきます。そのため、もし今手元に着物があるのであれば、できるだけ早く査定に出すことを考えましょう。

証紙・落款の有無

証紙とは、着物を購入した際についてくる付属品で、作家名や産地、原材料名、染色方法などが記載されているものです。

一方、落款とは、着物そのものに刻印されている印鑑のようなもので、「誰が仕立てた着物なのか」が記されています。

どちらも着物の価値を証明してくれる重要なものです。落款は着物そのものに刻印されているためなくすことはありませんが、証紙は付属品なので、そうとは知らず捨ててしまったということもあるかもしれません。

証紙はあった方が良いに越したことはありませんが、着物専門の査定士であれば着物の価値がわかります。

もし証紙が手元にあるのであれば、大切に保管し、査定を依頼する際に必ず着物と一緒に渡しましょう。

着物の大きさ

着物は、着用する人の身長や幅、腕の長さに合わせて仕立てられます。

中古の着物を購入したりレンタルしたりする時も、自分のサイズに合うものを選ぶか仕立て直して身に着けます。

そのため、どうしても大きめのサイズの方が需要が高く、反対に小さめのサイズのものは需要が低いです。

具体的な数値としては、女性用の着物の場合、着物の首元から裾までの長さは160cmが標準で、それ以上のサイズのものの需要が高いです。

ただ、一見小さめのサイズの着物でも、中に生地が折りこまれているものもあるので、その場合は高く買い取ってもらえるでしょう。

付属品を一緒に売る

着物を売却するのであれば、帯や和装小物など、着用時に一緒に身に着けるものもまとめて売却しましょう。

一式が揃っていれば高く買い取ってもらえることが多いです。また、小物一点ずつだと、有名ブランドのものや保存状態が良いものであっても、買取価格が低くなる傾向があります。

一式で売却することで、単体で売却するよりも高い価格になることも多いです。

着物を手放した後、帯や和装小物をそれだけで使うということはないでしょう。着物を売却する際は、他に帯や和装小物がしまわれていないか入念に探しておきましょう。

着物買取専門業者に依頼する

着物を売却すると考えた際、リサイクルショップやネットオークションが思い浮かぶかもしれません。しかし、リサイクルショップの店員だとその着物の正当な価値を把握していなかったり、ネットオークションだと本来よりも低い値段で買われてしまったり、値切られてしまったりするかもしれません。

着物の相場は、作家や産地、素材、保存状態といった着物そのものの価値以外にも、市場の流行により変動するものです。

着物の本来の価値がわかるのは、やはり着物の専門知識を持ち、実績も豊富な査定士です。そのため、まずは着物買取の専門業者に査定を依頼してみましょう。

まとめ

着物は現在、需要が高まっています。

特に強まっているのは、海外需要です。

グローバル化が進む現代、海外の方が日本の文化に触れる機会が非常に増えました。

着物は日本の代表的な伝統文化で、外国人観光客には着物を着用して写真を撮ったり、街を歩いたりする方がよく見られます。また、着物の生地を使って小物をつくったり、洋服にリメイクしたりと、そのまま着るだけではなくさまざまな手法で活用するという着物ブームが起こっているのです。

着物は古くから日本で着られてきた衣服ではありますが、現代でも成人式や結婚式など、ここぞという場面で着る機会が多いものです。

海外需要もあり、今後も着物の文化や需要が廃れていくことはないでしょう。

しかし、着物はつくられてからどうしても劣化が進んでしまうものですし、柄や色によっては需要が時代の流行に左右されます。

そのため、長く着ていない着物や親族から譲ってもらった着物があり、今後も着る予定がないのであれば、タンスの中に眠らせておくよりも査定に出すことをおすすめします。

持て余していた着物に、思っていたよりも高額な価格がつくかもしれません。

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