切手は種類によって、換金率が違います。
自宅に眠っている切手を郵便の手段として利用するだけでなく現金化するには、買取相場を知っておくと安心です。
この記事では、換金方法や換金率が高くなる方法を紹介します。
切手の買取で後悔しないようにポイントを押さえておきましょう。
切手を換金・現金化したい!換金方法4選
使わなくなった普通切手やプレミア切手はそのまま持っていても、お金としては使えません。
ここでは不要な切手の換金・交換方法を4つ紹介します。
詳しくみていきましょう。
郵便局
郵便局へ切手を持っていっても、現金への換金はできないので注意してください。
郵便局では汚損していなければ、切手の金額に応じて、郵便サービスの恩恵を受けられます。
はがきや郵便書簡、レターパックなどと引き換えが可能です。
郵便切手や通常ハガキだと1枚5円、往復ハガキだと1枚10円など、交換手数料が必要となります。
交換したいものと手数料を留意した上で引き換えしましょう。
フリマサイト
個人間でやりとりのできるフリマサイトでは、条件付きで販売ができます。
外国切手や使用済みの切手などコレクションの意味合いが強い切手は出品が可能ですが、未使用の切手は金券類扱いとなり、単位が円の切手は出品ができません。
クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化、マネー・ロンダリングなどの犯罪防止の観点から制限されています。
出品違反をした場合は、アカウント停止などの処分対象になる恐れがあるため、注意が必要です。
販売したとしても、クレジットやキャッシュレス決済が利用できないなど制限もあります。出品前には、出品するサイトの注意事項をしっかり確認しましょう。
金券ショップ
手間をかけずに換金したい方には金券ショップがおすすめです。
出品の手間や相場を調べる時間が軽減できます。
店舗の買取額の算出方法は、切手の額面金額に店舗で決まっている倍率をかけて導き出します。
保存状況によっては、そこから減額されることも少なくありません。
プレミア切手のような高価買取が見込める切手でも、通常切手と同様の方法で買取額が算出される可能性があります。
価値を見極められずに、買取できないケースもあるため、注意が必要です。
専門買取店
切手の専門買取店では、高価買取が見込めます。
たとえ、持ち込みをした人が価値を知らなくても、知識があるプロの査定で希少価値が高いものを判別できる可能性が高いからです。
プレミア切手など通常切手よりも市場価値が高いものは、市場価値を加味した上で、査定してくれます。
専門買取店は、金券ショップにはない販路があるため、市場のニーズに合わせた価値を反映させやすく、高価買取を実現できるところが強みです。
買取不可とされた切手も、諦めずに査定してみてください。
切手の換金率/相場とはどのくらい?
日常的によく使う普通切手とプレミア切手では換金率や相場が違います。
買取で後悔しないように、事前に買取相場を押さえておきましょう。
普通切手の換金率
普通切手の換金率はシートでは80%〜90%、台紙貼りでは80%前後、バラは60%〜70%が目安です。
普通切手とはコンビニやスーパーでも購入できる、通常郵便物を送るのに必要な、84円切手や120円切手などを指します。
これらは、流通量も多く希少価値も低いため、換金率は高くありません。
バラよりもシートのほうが高く売れるので、切り離したりしないようにしましょう。
プレミア切手の換金率
プレミア切手は現存数が少ないものや発行された背景から価値が高く、額面金額よりも高めに換金できます。
日本で有名な「竜門切手」は日本で最初に発行されたこともあり、相場は1万円〜50万円と高値で取引されている切手です。
他にも、四隅の桜模様が特徴の「桜切手」、明治時代に発行された最後の手彫り切手である「鳥切手」は高い換金率を誇ります。
換金率を高める3つのポイント
切手の換金率を上げるために押さえたいポイントは3つあります。
使わないからとぞんざいに扱うのではなく、丁重に扱うことがコツです。
対策を知って換金率をあげましょう。
シートの状態で査定に出す
普通切手はシートが80%〜90%に対して、バラは60%〜70%が目安になり、需要の観点からも、シートのほうが換金率が高い傾向にあります。
査定での枚数把握がしやすく手間がかからないこともメリットの一つです。
ただし、汚れていたり、切れていたりするとシートとみなされないケースもあるので、注意しましょう。
良い状態で保存する
傷や汚れがつかないように、風通しが良く、直射日光が当たらない場所に保存しましょう。素材が紙である点からも、劣化や色落ちがしやすくなります。
素手で触っても皮脂や指紋がつく可能性もあるため、手袋やピンセットを使って丁寧に扱うのをおすすめします。
料金が記載されている部分が、汚れたり破れたりする場合は、交換や買取されない恐れもあるので慎重に扱ってください。
なるべく早く売る
いらない切手は劣化する前に早く売ることで、換金率が下がるリスクを回避できます。
綺麗な状態で保存し続ければ良いですが、汚損すれば買取価格が下がる恐れもあるでしょう。
あとで売りたいと思っていても、存在を忘れてしまう可能性もあります。
使用しないとわかっているのであれば、なるべく早めに売ることをおすすめします。
バラ切手でもできる換金のコツ
バラ切手はシートに比べると価値が下がる傾向がありますが、買取はできます。
シートじゃないからと諦めていた方は、換金するときの参考にしてください。
仕分け/台紙に貼る
バラ切手は買取で持っていく前に、丁寧に仕分けをして、台紙に貼りましょう。
シートと比較して、バラ切手は細々としており、高価な切手を見逃してしまうことも少なくありません。
台紙に貼っている切手は、郵便局の料金別納郵便の支払いに使えるため、需要もあります。中には仕分けや台紙貼りをしないと換金率が下がる店舗も存在し、買取ルールは買取店によって異なるので、事前に処理方法を確認してください。
大量のバラ切手
バラ切手もまとめて売れば、大きな金額につながります。
買取のやりとり回数や手間も少なく済むので便利です。
店舗によっては、切手をいっぱいにいれた袋をそのまま出すだけで良いところもあります。事前の確認は必要ですが、すでにバラで大量に持っている場合は、買取に出す前にA3やA4サイズの紙に切手を並べて、台紙などに仕分けをしておくとよいでしょう。
希少性の高いバラ切手
切手が珍しいものであれば、バラでも高く換金できます。
現存数や流通数が少ないものは、コレクターの間で高い価値で取引されているからです。
使用済みのバラ切手でも、消印をメインで集めているコレクターも存在しており、需要があります。
自分で切手の価値を判断できずに迷っている場合は、切手の買取に力を入れている買取店へ査定してもらうのがおすすめです。
まとめ
普通切手やプレミア切手はものによって換金率や相場が異なります。
買取方法や保存状況によって買取金額が変わるからです。
換金率を上げるポイントはいくつもあります。
家に眠っている切手の状況を確認して、対策をしましょう。
また、価値があるかわからない切手を持っている場合は、一度査定を依頼してみてください。