成人式でおなじみの振袖ですが、着る機会は限られてしまいます。
そのため、成人式で着て以来触れていない振袖が自宅で眠っているという方も多いのではないでしょうか。振袖は時間が経つと傷んでしまうため、この先も着用しないのであれば、早めに買取査定に出すのが得策かもしれません。
今回は、振袖の買取価格相場や、高価買取されやすい振袖の特徴などについてご紹介します。最後にはよくある質問をご紹介しているので、振袖がご自宅にあるという方は、ぜひ参考にしてください。
振袖の3つの種類とその特徴
振袖と一言でいっても、大きく3つの種類に分かれています。種類によって買取価格も変わってくるため、把握しておきましょう。
ここでは、振袖の下記3つの種類についてご紹介します。
- 大振袖
- 中振袖
- 小振袖
大振袖
大振袖は最も格式高く、価値が高いとされる振袖の一種です。振袖の中で袖丈が最も長く、114cm前後にもなります。結婚式のお色直しで着用されるのが一般的です。
大振袖は、全体的に豪華な刺繍や染めが施され、裾には長い袖が付いています。大振袖はその豪華さと品質から、買取価格が高くなる傾向にあります。
中振袖
中振袖は大振袖と小振袖の中間に位置する振袖で、価値は大振袖に次ぐものとされます。袖丈は100cm前後で、主に成人式で着用するケースが多いです。成人式以外に、結納や結婚式の参列で着用する場合もあります。
中振袖は大振袖ほどではないものの、一定の装飾が施され、袖も比較的長いです。そのため、大振袖に次ぐ価値があるとされています。
小振袖
小振袖は装飾が最も少なく、袖も短いため、価値は3つの中で最も低いとされています。袖丈は76cm前後で、よく卒業式で袴と合わせるような使い方が多いです。
小振袖は装飾が少なく、袖も短いため、大振袖や中振袖に比べて価値が低いとされています。
このように、一般的には袖の長さが長いほど、価値があるとされています。ただ、仕立て直しのしやすさの観点から、袖の長さだけでなく身丈の大きさも査定時には大きく影響します。
そのため、ご自宅の振袖を確認する際は、種類に加えて身丈の長さも確認しておくのがおすすめです。
いくらで売れる？振袖の買取価格相場
振袖は種類によって、買取価格も変わってきます。それでは、買取価格の相場はどのくらいなのでしょうか。
ここでは、振袖の買取価格相場についてご紹介します。
まず、振袖は通常の着物と比べると需要が高く、それに伴って買取相場も高いです。なぜなら、振袖は成人式や結婚式などの晴れの舞台で着る機会が多く、どの時代にも安定的な需要があるためです。
目安としては、一般的な着物より数千円～数万円ほど高いイメージです。詳しい買取価格相場は、下記のとおりです。
| 種類 | 買取価格相場 |
| 一般的な振袖 | 10,000～40,000円 |
| 有名作家・ブランドの振袖 | 10,000～200,000円 |
| 振袖一式（襦袢・帯などの付属品あり） | 300,000～400,000円 |
このように、振袖の種類でも買取価格は大きく変わります。加えて、振袖の状態でも買取価格は変わってきます。
状態のいい振袖の方が高値で売れやすいため、日ごろから振袖を保管する際は、なるべく傷まないように注意しましょう。
振袖をいい状態で保管するコツは、本記事の「振袖をいい状態で保存するコツは？」を参考にしてください。
高価買取されやすい振袖の特徴4選
人気のある振袖の種類を売る
振袖を高価買取してもらうためには、人気のある振袖の種類を選んで売ることがポイントです。
現在の買取市場で高い需要がある振袖は、古典的で伝統的なデザインです。例えば、桜や梅、牡丹などの花柄や、鶴や亀など縁起の良いモチーフをあしらった振袖は、年代を問わず広く愛されています。これらのデザインは、時代を超えて人気が持続し、特別な行事や式典にふさわしいとされているため、高額査定を受けやすいです。
また、赤や金色、紫などの色の振袖は、特に結婚式や成人式の場で好まれるので、需要があります。
流行りに左右されない色や柄の振袖を売る
流行りに左右されない色や柄の振袖は、流行りに左右されない色や柄は安定して一定の需要があるため高価買取されやすいです。
特に、「鞠」「牡丹」「御所車」などの古典柄は、流行に左右されにくく一定の人気があります。
大きめのサイズの振袖を売る
振袖を買取に出す際、大きめのサイズの振袖は高価買取されやすい傾向があります。
理由は、サイズが大きいほど多くの人に適合しやすく、再販時の需要が高まるためです。特に背が高い人向けの大きめサイズの振袖は市場での供給が少ないこともあり、希少性が高くなるため、査定額が上がることがあります。
さらに、振袖を直すための余裕がある場合、仕立て直しが可能となるため着付けの自由度が高いことも評価ポイントとなります。
使用後は早いうちに買取に出す
振袖は、使用後できるだけ早く買取に出すことで、高額査定を受ける可能性が高まります。時間が経つと保管による劣化が進み、色あせやシミができるリスクがあるため、状態が良好なうちに買取に出すのが理想です。
一般的に10年以内に製作された振袖であれば買取価格が高いとされています。
振袖を買取に出すおすすめ時期
振袖を買取に出すタイミングは、季節での需要が高まる少し前に買取価格が上がる傾向があります。一般的に成人式の時期や結婚シーズン、卒業式シーズンは振袖の需要が高まり、買取価格が上がる傾向があります。具体的には、成人式前の秋から冬にかけて、あるいは卒業式が多い春は、着物業者が在庫を増やそうとするため、査定額が高くなることが期待されます。
また、成人式が終わった直後は振袖の買取が急増するため、その前に売却を済ませておくことが良いでしょう。
シーズンを外すと売れないわけではありませんが、需要が高い時期に売却すると高値で売れる可能性が高まります。
振袖買取に力を入れているおすすめ買取業者紹介
着物の買取でお悩みの方は、専門の査定士がいる着物買取業者を使うことがおすすめです。
今回は振袖の買取に力を入れているおすすめの買取業者を５選紹介します。
自分に合った買取方法で、持っている振袖を買い取ってもらいましょう。
コメ兵
「コメ兵」は、創業77年の老舗買取業者です。年間査定件数30万件という豊富な実績を持っています。
コメ兵のおすすめポイントは、以下のとおりです。
- 全国に600人以上の専門鑑定士が在籍
- 査定・キャンセル料・手数料が無料
- お得なクーポンやキャンペーンがある
ザ・ゴールド
「ザ・ゴールド」は、日本マーケティングリサーチ機構調べによると「家族や友達に紹介したい」「接客対応の満足度が高い」など、5部門で第一位となり5冠を達成している買取業者です。査定数は166万人を突破し、多くの方から利用されています。
ザ・ゴールドのおすすめポイントは、以下のとおりです。
- お客さまのリアルな声が多く寄せられている
- 状態が悪くても買取可能
- 着物に対する思い入れが違う
バイセル
「バイセル（BUYSELL）」はこれまでの買取実績が2,700万点以上を誇る買取専門業者です。 全国展開されている大手業者で、東証グロースにも上場しており、メディアやCMなどでご存じの方も多いのではないでしょうか。
【おすすめポイント】
バイセルのおすすめポイントは以下の3つ。
- 東証一部上場企業が運営しているため安心
- 出張買取にも対応
- 買取専門家が在籍している
エコリング
エコリングは、全国に265店舗を展開している買取業者で、年間の買取実績は50万件を超えています。
さまざまなジャンルのアイテムを買取しており、独自のポイントサービスも提供しています。
【おすすめポイント】
エコリングのおすすめポイントは、以下のとおりです。
・LINEで簡単に査定額が分かる
・状態が悪い品物でも買取が可能
・独自のメンテナンス技術で高額買取を実現
・査定後のキャンセルも可能
・ポイントがたまるスマホアプリ
福ちゃん
「福ちゃん」はどんな品物でも、専門的な知識とビックデータで納得できる査定を提供することで有名な買取業者です。
【おすすめポイント】
福ちゃんのおすすめポイントは以下の3つ。
- 着物買取は出張買取に特化している
- これまで800万点以上の買取実績あり
- 出張買取無料キャンペーンが開催中
福ちゃんは出張買取に特化しています。着物は意外に重いので、持ち運びせずに鑑定してもらえるのは嬉しいポイントです。
まとめ
振袖は成人式や卒業式など、晴れの舞台で着用されるため、毎年需要があります。そのため、買取価格も通常の着物より高くなるケースが多いです。
流行りに左右されない色・柄であったり、身丈が長めであったりすると、高価買取されやすいです。
本記事で紹介した高価買取されやすい振袖の特徴に該当する振袖を持っていて、この先着用する予定がない場合は、売却を検討してみましょう。
また、買取に出す時期や査定依頼先によっても買取価格は変わります。本記事を参考に、なるべく高く振袖を買い取ってもらいましょう。
