ブランド品はカビが生えても買取できる?お手入れや注意点を解説

2023/11/20

大事に家で保管していたブランドバッグや財布などに、カビが生えていたらショックを受けてしまうでしょう。

ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルなどのブランド品であれば、カビが生えていても高価買取できる可能性があります。

ここではブランド品にカビが発生する理由やお手入れ方法、カビ退治で気をつけるべき注意点を解説します。

ブランド品にカビが発生する理由

ブランド品にカビが発生する理由は下記の2点などが挙げられます。

  • 革製品は湿気を吸いやすい素材
  • カビの栄養素は皮脂やほこり

初期のカビは薄い斑点が増えはじめて、増殖すると次第に表面が白っぽくなり、最終的にカビ臭くなっていきます。

また、カビは革の表面で増殖することも珍しくありません。

ここではカビが発生する理由を詳しく解説します。

革製品は湿気を吸いやすい素材

一般的に動物の皮を鞣した革製品は吸湿性や放湿性に優れており、環境に応じて適度な湿度を保っている素材です。

日本は高温多湿になりやすい夏場や梅雨などの雨で湿度が高くなる時期が多く、革製品を使っているブランド品は吸湿してカビが生えやすい環境にあります。

特にブランド品を保管することが多いクローゼットや押し入れは、日が当たらずに湿気がこもりやすい場所です。

特にヌメ革は湿気を溜め込みやすい素材のため、注意しましょう。

カビの栄養素は皮脂やほこり

高温多湿の環境と栄養があれば増殖するカビは、手垢や皮脂汚れ、外気によるほこりも栄養源となります。

ブランド品のバッグや財布など、人が使うものはどうしても外気に触れる機会が多く、汚れが付着しやすい状態です。

たとえば、飲食店で食べ物が飛び散ったことに気づかずに放置していれば、カビが増殖しやすい環境になります。

そうならないためにも、定期的にお手入れが必要です。

ただし、お手入れのときに使用するオイルやクリームの拭き残しもカビの栄養分となるので気をつけましょう。

カビが生えたブランド品のお手入れ方法

実際にカビが生えたブランド品のお手入れ方法を紹介します。

慌ててカビを取り除いても、間違ったお手入れをすれば、カビの再発や劣化につながる恐れもあります。

大事なブランド品を長く愛用するために、セルフクリーニングの方法を確認していきましょう。

ここでは、ブランド品に多い、革製品のお手入れ方法を紹介します。

①乾いた布でカビを拭き取る

乾いたやわらかい布で、目に見えるカビの表面を撫でるように優しく拭き取ります。

ゴシゴシ拭く場合、素材を傷つけてしまう危険があるため注意しましょう。

あくまで、優しくサッとぬぐい取るのがコツです。

常に綺麗な布部分でブランド品を拭くように心がけるようにしてください。

カビを拭いた部分で、他の場所を拭いてしまうとせっかく拭き取ったカビの胞子が空気に舞い、他に付着する可能性があります。

カビを増殖させる原因となるため、一度カビを拭き取るごとに、布を折ったり持ち替えたりして、常に清潔な部分で拭き取りましょう。

②専用クリーナーで綺麗にする

乾いた布でカビを拭き取ったら、革専用のクリーナーで綺麗に汚れを落として、保湿クリームで油分を補給します。

乾いた布は表面のカビやほこりを取り除きますが、汚れは取りきれていないことも少なくありません。

そのため、革専用クリーナーを使って汚れを落とします。

ただし、ブランド品によっては変色を起こす場合もあるので、使えるかどうかを事前にチェックしておくと安心です。

使用する場合でも、ブランド品には直接クリーナーは付けずに、清潔な布にクリーナーを付けて、汚れている部分にゆっくり丁寧に馴染ませていきます。

綺麗に汚れを落としたあとは、ブランド品をしっかりと乾燥させて革専用の保湿クリームで栄養を補給していきましょう。

ただし、カビの栄養分になる保湿クリームは塗りすぎないように使用量を守って塗り込むのがポイントです。

ブランド品のカビ退治で注意すべき3点

ブランド品についたカビを退治するためには下記3点に注意しましょう。

  • 湿った布やアルコールで拭かない
  • 直射日光や高温多湿を避ける
  • プロへクリーニングを依頼する

カビ退治をするつもりでお手入れをしても、一方でブランド品を傷つけている恐れがあります。心配であれば、プロへクリーニングを依頼するのも一つの手です。お手入れをする前に、注意点が含まれていないかチェックしてみてください。

湿った布やアルコールで拭かない

ブランド品に付着したカビは、湿った布やアルコールでは拭かずに乾いた布で拭き取りましょう。

ブランド品を濡れた布やアルコールで拭くことで、色落ちや変色の可能性があるからです。

湿気に弱い革製品は、水分によって膨らみ、乾燥すると収縮を起こす性質があります。

濡れた布でゴシゴシすれば、水分がうまく蒸発できずにカビが再発する恐れだけでなく、革の場所によっては収縮具合も変わり、風合いが損なわれて型崩れへつながることも少なくありません。

カビはアルコールに弱く再発防止のために除菌が可能です。

一方、ブランド品などの高価なものは繊細なものが多く、ダメージを受けるリスクもあります。

できるだけ、湿った布やアルコールで拭く以外のお手入れ方法を心がけてください。

直射日光や高温多湿を避ける

ブランド品は直射日光や高温多湿を避けて、風通しのいい場所で保管しましょう。

保管場所として挙げられるクローゼットや押し入れなどは、風通しが悪く多湿になりやすい場所です。

定期的に風通しをすれば、保管場所の空気が入れ替わり、熱や湿気がこもるのを防ぎます。普段は湿度が高くならないように、除湿剤を活用すると良いでしょう。

バッグを収納する場合は、バッグ内に紙を敷き詰めるのがおすすめです。

バッグの型崩れを防ぐだけではなく、湿気も吸い取ってくれる効果があります。

印刷してインクがついている新聞紙やチラシなどは色移りの可能性があるため、敷き詰める紙は白の無地だと間違いありません。

他にも、通気性の良い不織布に包んだり、箱保管では少し空けておくなど対策はいくつもあるので、状況に応じて試してみてください。

プロへクリーニングを依頼する

価値が高いブランド品はお手入れ方法を間違えると価値が下がる原因になるため、カビの程度によっては信頼のおけるプロへ依頼をしましょう。

セルフクリーニングで無理やりカビ取りをすると、ブランド品自体が今よりダメージを負うリスクもあります。

カビの状態によっては、再発の恐れや元の綺麗な状態に戻る保証はありません。

依頼する際は、素材や状態によって相場が異なるため、事前に見積もりをしてみましょう。

ブランド品(ルイ・ヴィトン)にカビが生えていても買取は可能?

ルイ・ヴィトンをはじめとするブランド品にカビが生えていても買取は可能です。

知名度の高いブランド品は人気があり、カビがあっても高価買取ができます。

ただし、査定額は低くなりやすい傾向です。

査定は、カビの状態以外にも使用感や汚れ、経年劣化、ベタつきなど総合的に判断します。ルイ・ヴィトンはWebサイトで買取実績を公開している買取業者もいるほどよく買取されるブランドです。

大事にしているルイ・ヴィトンなどのブランド品はカビが生えているからと捨てないようにしましょう。

まとめ

ブランド品にカビが発生することは珍しくありません。

素材の性質や日本の高温多湿な環境、豊富な栄養源などさまざまな要因が重なり、カビが繁殖しやすくなっています。

もし、セルフクリーニングが難しい状況だと判断したら、プロへの相談をしてみましょう。

また、使わなくなったブランド品は、カビが生えていても高価買取できる場合があります。一度、大事にしているブランド品は捨てずに、ぜひ査定してみてください。

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