「ブランド品を買取に出したいけど、トラブルが起きないか不安」「どのように買い取ってもらえるのか方法がわからない」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回は、ブランド品の買取時における注意点などについて解説いたします。
あまり使っていないブランド品があるという方や、ブランド品の売却を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ブランド品買取のポイント
ブランド品を買い取ってもらう際に押さえておくべき3つのポイントについてご紹介します。
買取業者に依頼する前に確認しておくとスムーズに取引を進められます。
必要書類を忘れないように
ブランド品買取の際には、下記のような本人確認書類が必要となります。
- 運転免許証
- 健康保険証(各種)
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 小型船舶操縦免許証
- 住民基本台帳カード(写真付)
- 在留カード・特別永住者証明書・外国人登録証明書
これらの必要書類はコピー不可となっています。
また写真が剥がれたり著しく汚れていたり、氏名・住所・生年月日が正しく認識できないものは本人確認書類として認められないため、汚損・破損がないよう注意しましょう。
ブランド品の保証書は失くさないように
ブランド品を正規店・直営店で購入すると、ギャランティカードと呼ばれる保証書が付属していることが多々あります。
保証書は、ブランド品が壊れてしまい、メンテナンスや修理をブランドショップで受ける際に必要となるのです。
また保証書は、ブランド品が正規品である証でもあり、偽物と区別するためにも使われます。
買取業者によっては、保証書がついてないアイテムは買い取ってもらえないケースもあります。
保証書がないという方は、保証書なしでも買い取ってもらえるか、事前にホームページや電話で確認しておきましょう。
アイテムの手入れをする
状態が悪いと、査定額も下がりやすい傾向にあります。査定に出す前に自分でクリーニングなどを行い、状態をよくするようにしましょう。
査定士や買い手がそのアイテムを見た時にどのように感じるか、立場を変えてみることを意識しましょう。
ホームページを見る
買取専門店のホームページを見ることをポイントの1つです。
買取実績やお知らせなどが掲載されていることが多いため、安心して利用することができます。
また、様々な買取店のホームページを比較することで、より良い買取店を見つけることにも繋がり、高価買取を実現することにも繋がります。
ブランド品の買取方法別注意点とは
ブランド品を買い取ってもらう方法は大きく分けて「出張買取」「宅配買取」「店舗買取」の3種類です。
しかし、顔が見えず、リアルタイムでやりとりができない宅配買取には注意が必要です。
また店舗買取であっても、店舗によりサービスが異なることもあるため、お店に行く前にチェックしておくと、トラブルに巻き込まれたりや嫌な思いしたりするリスクを軽減できるでしょう。
特に買取業者を初めて利用するという方はぜひ参考にしてみてください。
出張買取の注意点
「買い取ってもらいたいものが大量にある」「車を持っていないので運べない」といった場合に便利なのが出張買取です。
たくさんのアイテムを一気に処分したい方にはおすすめの方法ですが、気をつけたい点があります。
それは、出張買取業者は自分で探して選ぶべきということです。
世間には突然訪問してきたり電話でセールスをしてきたり、呼んでもいないのに押しかけようとする業者も存在します。
そのような業者は安く買い取ったり、売りたくないものまで売らせようとしたり、トラブルにつながるケースが多いため、注意が必要です。
宅配買取の注意点
忙しくて買取業者に査定を依頼する時間がないという方でも利用しやすいのが宅配買取の魅力です。
しかし、対面で行う買取に比べるといくつか不安な点があります。
異常に安い金額で買い取られてしまったり、価格がつかない商品を勝手に処分されてしまったりといったトラブルにつながるケースもあるのです。
また、買取できなかった場合商品がどうなるかは事前に確認しておくのがおすすめです。
勝手に処分されてしまうのか、返送時の費用は負担してもらえるのかなど、買い取ってもらえなかった場合のことを考えた上で宅配買取を申し込みましょう。
店舗買取の注意点
店舗買取を依頼するとなると、曜日や時間帯により混雑している場合があります。
持ち込んでいる量が多いほど査定に時間がかかるため、買取に時間をかけたくない方や予定がある方は、時間に余裕のあるときに買取を依頼するのがおすすめです。
また買取成立後に買取をキャンセルしたいと申し出ても、通常はキャンセル不可となっています。
買取時の契約書にサインをした時点で、返品不可に応じているため商品は返してもらえないでしょう。
ただ、契約書にサインをする前であればキャンセルは可能です。
クーリングオフ制度は店舗買取時には使用できないため、本当に売って良いものなのか、後悔しないかよく考えた上で買取を依頼するようにしましょう。
ブランド品を高く売るための交渉術
ブランド品を買取店に持ち込む際には担当スタッフとの交渉が発生する場合があります。
そこでより高価買取を実現するために、査定時に役立つ交渉術について解説していきます。
売りたいブランド品の「相場」をつかむ
ブランド品の買取では、売りたいアイテムの相場を調べておくことが一番の鍵になります。
買取店で査定金額を判断する際、相場は重要な基準になりますので、もし、相場より低い金額を提示された場合、その場で業者に理由を聞くことが重要です。
アイテムの相場はインターネットで検索し調べることができます。様々なホームページを見比べ、アイテムの相場を掴みましょう。
買取店のホームページを確認する
買取店のホームページを確認しておくことも重要です。
査定を依頼する買取店のホームページにはそのアイテムの買取額が記載されていることが多いです。
また、その買取店での買取実績も掲載されているため、同じモデルや型番などを検索し、買取の内容について把握しておくことと交渉をスムーズに進めることができます。
オークションサイトを確認する
オークションサイトの金額も買取店との交渉に役立ちます。
オークションサイトの利用者は「中古商品を購入を検討している個人」と言えます。
そこでの販売価格や取引価格などをチェックしておくことで、査定に出すアイテムの相場を把握することができます。
複数の買取店の査定額を確認する
売却予定のブランド品の希少価値が高いと、相場情報がみつけられない場合があります。
その対策として複数の買取店を回って査定してもらうことをおすすめします。
買取は査定してもらった店で必ず取引をしないといけないというわけではありません。一度買取を断った上で、別の買取店でもう一度査定を行ってもらいましょう。
複数の買取店を比較することでより高い金額で取引を行うことができる店を探すことができます。
具体的な数字を伝える
相場を把握した上で、査定に出すアイテムの具体的な売却額を決め、買取店に伝えると良いです。
相場から離れすぎず、少し高い金額を設定することが希望の金額での取引を実現する上で重要になってきます。
また、具体的な金額を伝えることで査定もスムーズに進み、時間短縮にもつながるのでおすすめです。
いくつかのアイテムを同時に査定してもらう
アイテムを複数持ち込こむと、高く買取してもらえる可能性があります。
買取店によってはまとめて売ることで査定額を上げてくれる、というキャンペーンも行っているため、一度の取引で1つのアイテムを売るのではなく、まとめて持ち込むことがおすすめです。
ブランド品がより高く売れるタイミング
ブランド品の買取価格は、売るタイミングによって変動することがあります。
査定に出すブランド品の価値を最大限に引き出すために、より高価に売ることができるタイミングについて解説していきます。
話題になった時
査定に出すブランド品が世間的に話題になった際には売るべきタイミング言えます。
有名人がそのブランド品を着用していたり、雑誌やソーシャルメディアで紹介されることで話題になり需要の増加に伴い、高額な買取が期待できます。
世間のトレンドを把握しておくことでより高価な買取を望むことにつながります。
イベントやボーナスが入る時
正月やGW、クリスマスなどのイベントシーズンやボーナスが支給される時期は、ブランド品を売る絶好のタイミングです。贈り物やちょっとした贅沢をする機会が増え、購買意欲が高まることで需要の高いアイテムは高額で売ることができます。
ブランド品を買取に出す際は、イベントシーズンやボーナスの時期なども頭に入れながら査定をしてもらいましょう。
円安の時
円安の状況では、海外ブランドの高価買取に繋がります。円安とは、他国の通貨に比べて円の価値が低下している状態を指します。この時期は海外からの商品の仕入れ価格が高騰するため、新品や並行輸入品の価格が上昇します。これによって中古品の需要も高まり高価買取につながることがあります。
ブランド品の買取を考える際には円安や円高などの世界情勢を考慮することが重要です。
流行が終わる前
ブランド品はデザインやカラーなど、その時期に流行ると思われる商品を発売します。トレンドを把握しておくことで高価買取を実現することに繋がります。
トラブルを起こさないブランド品買取業者の選び方
どのような買取業者なら安心して買取を任せられるのか、トラブルを起こしにくいのか詳しくご紹介します。
どれも手軽に確認できるものばかりなので、買取業者をあまり利用したことがない方はぜひ参考にしてみてください。
実店舗の有無や立地を確認する
ネットで買取業者を探していて、買取を依頼をしたいという業者が見つかった際は、実店舗があるかどうかと、住所の土地に店舗が本当に存在しているかどうかに注意しましょう。
近年は実店舗を持たずにネットでのみ運営している買取業者も数多く存在します。
実店舗を持たない分コストが浮くため、高価買取を謳う業者もありますが、どんな買取業者なら安心して預けられるか、利用者が判断しなければならないためどのような買取業者なら安心か見極められないうちは実店舗のある買取業者を選びましょう。
また住所を検索し、その土地にお店が本当にあるかまで確認しておくとよいでしょう。
架空の住所を掲載し、お店が存在しているように見せかけているケースもあります。
中には全く関係のない住所を掲載し、あたかも店舗があるように見せかけているケースもあります。
高価買取の根拠を開示してくれる
高い査定金額を提示されると、買取が成立する前になぜ高価買取してもらえるのか理由を聞くのがおすすめです。
また、査定額アップなどのキャンペーンを行っている場合は、本当に普段の査定価格からアップされているのかも確認しましょう。
教えてもらえない場合や怪しいと感じた場合は、契約書にサインをする前にキャンセルを申し出るのがおすすめです。
事前に買取業者の得意分野を確認しておく
バッグや財布、時計などアイテムにより、そのジャンルの専門店を選ぶと適正価格で買い取ってもらえます。
理由はブランドに詳しいスタッフが居ると、ブランド品を適正な価格で買い取ってもらえる可能性が高いためです。
事前にブランド名+買取で検索すると、ブランドの買取を強化している、または特定のブランド特化型の買取業者を簡単に見つけられることもあります。
特にハイブランドのアイテムは専門店に依頼するのが良いでしょう。
またブランドの目利きができるスタッフが在籍している買取業者を選ぶのがおすすめです。
リサイクルショップの場合、ブランドにあまり詳しくないスタッフが査定することで安い金額を提示されてしまうおそれがあります。
買取価格に関するトラブル
買取価格に納得できないのに契約書を書かされそうになった、買取を強要されている、相場よりもはるかに低い金額で買取をされそうになった場合はすぐにキャンセルするのがおすすめです。
ブランド品であるにも関わらず安く買い叩かれてしまったり、買取契約成立後1週間経っても買取金が振り込まれず買取業者とも連絡がつかなかったりといったトラブルに巻き込まれてしまうおそれがあります、
買取業者の評判が気になる際は、口コミを確認するとよいでしょう。
まとめ
ここまでブランド買取に関する注意点を紹介しました。
お気に入りのブランド品を気持ちよく手放すためにも、下記の注意点をおさえた上で買取業者に査定を依頼するようにしましょう。
- ブランド品を売るときは付属の箱やギャランティカードも持ち込む
- 高額買取のために、汚れをなるべく落としておく
- 実店舗があり、口コミの内容に良いものが多ければ信頼できる買取業者である
- ブランド買取の専門業者に持ち込むと適正な査定金額を算出してもらえる
- 買取契約書にサインする前なら買取はキャンセルできる
- 故意に偽物を持ち込み買取金を受け取ると犯罪の可能性がある