切手を複数購入すると1枚のシート状のものでもらえることが多いと思います。そんな時に、シートから切手を切り分けようとして思わず切手が破けてしまった、という経験をしたことがあると思います。本記事では破れてしまった切手が使用できるのか、買取は可能なのか、破れた切手の活用方法についてご紹介します。
破れてしまった、破損してしまった切手は使用可能か?
破れてしまった切手、破損してしまった切手が使用できるかどうかは、切手の破れた範囲で決まります。一度破れてしまった切手も捨てずに確認してみてください。
破れていても使用できる条件
破れていても使用できる切手の条件は、切手の破損している部分が淵の白い部分のみの場合です。絵柄の部分まで破損していると使用できない場合があるので注意が必要です。切手をシートからはがす際に外枠の部分はとても破れやすいので切手の絵柄部分まで破損しないように注意しましょう。
使用できるか分からない破損の切手は郵便局で確認をしてもらうことが一番です。破れ方がひどい切手を使用すると使用不可で郵送物が返送される可能性もあるので気を付けましょう。
破れてしまい使用できない条件
破れてしまい使用できない切手は、絵柄の部分まで破損している傷が大きな切手です。このような切手は使用できないので使用しないようにしましょう。しかし、切手が2つにちぎれてしまった場合でも郵送物に綺麗に添付することができれば切手として使用することが可能です。このような場合も切手を使うことができるので破れた切手もすぐに捨てずに取っておくことをおすすめします。
上記のような
- 破れた部分が切手の淵のみ
- 破れてしまったが綺麗に貼ることが可能な切手
は使える可能性があるので保管してある切手を一度確認してみてください。
使用できない破れた切手の対処方法
使用できない切手はどのようにすればよいのか、捨てるしか無いのか?使用できない切手の対処方法は郵便局で交換してもらう方法と買取業者に買い取って貰う方法の2通りがあります。それぞれ条件があるので、自分の切手の状態を確認して対処方法を選択しましょう。
買取業者に買い取ってもらう
破れた切手の買取はできないのでは?と考える方も多いと思いますが、絵柄が少し破ける程度の破損であれば買取可能なケースがあります。ただし、買取の場合は切手が綺麗かどうかが重要になるので大きな破損の切手は買取を断られてしまう場合もあります。
郵便局で交換してもらう
破けてしまった切手は郵便局で交換してもらうことができます。郵便局の窓口で切手の交換が可能です。大きな破損の場合は郵便局で交換してもらいましょう。切手の交換には交換手数料がかかり、1枚につき5円が必要です。(10円未満の切手については交換手数料は額面の半額) 切手の手数料について詳しくは下記のページを確認してください。
切手が破れてしまった場合、まずはその状態を確認し、適切な対応を取ることが重要です。郵便局や買取業者を利用して、破れた切手も活用できることを知っておきましょう。
破れた切手の使用時の危険性について
破れた切手の使用には偽造を疑われたり、相手の失礼になる可能性があります。あからさまに破損している切手は使用しないようにしましょう。
切手とみなされずに料金が不足
切手の破損具合が大きいと、正式な切手とみなされずに料金不足になる可能性があります。料金不足の郵送物は送り主に返送されることになるので、もう一度切手を貼りなおす手間になります。相手に郵送物が届く期日も遅くなってしまうので、大きな破損がある切手の使用は控えるようにしましょう。
相手に失礼になる
郵送物に貼る切手は多少の破損があっても大抵の場合は問題ありません。しかし、切手は送り先の相手が必ず確認する位置に貼るので、なるべく綺麗な切手を貼ると良いでしょう。また、結婚式の招待状やビジネスのやり取りを行う際の郵送物に破損した切手を使用すると相手の失礼にあたる可能性があるので、かしこまったやり取りを行う際は切手選びも慎重に行いましょう。
切手の偽造を疑われる
破れた切手でも郵送物に綺麗に貼ることができれば使用可能ですが、貼り方が汚いと切手の偽造を疑われてしまう可能性があります。また、切手の不正利用方法として消印がかぶらなかった切手を別の郵送物に貼りなおして使用する方法があり、それらのケースを疑われてしまいかねません。このような偽造の例があるので破れた切手の使用はできません。破損の大きい切手の使用は控えるようにしましょう。
使用できるかわからなければ郵便局へ
自分の持っている切手が使用できるか分からない場合は、郵便局で相談すると良いでしょう。窓口で切手が使えるかどうか判断してもらえます。もしも使用できない場合はその場で交換手数料を支払うと新しい切手と交換が可能です。破れていない切手を使用することで相手にも悪い印象を与えずに郵送物を送ることが可能です。
破れている、破損している切手も買取が可能
小さな切手の破損は買取可能
切手を大切に保管していても、保管状況によっては切手が破損することもあります。実際には、小さな破損や欠けた部分がある切手でも買取は可能です。例えば、切手の角が少し欠けている、微小なシミがある、軽度の折り目があるといった程度の破損であれば、切手の価値は多少減少するものの、まだ買取での価値を保つことができます。切手の価値は、デザイン、発行年、発行枚数、状態など様々な要素によって評価されますが、小さな破損があってもその切手の希少性や歴史的価値がある場合は、高額で取引される例もあります。
多くの切手買取業者は、このような軽微な切手の破損の場合は買取を行ってくれることが多いです。特に、希少な切手や人気のあるシリーズの場合、多少の破損があっても買取価格に大きな影響を与えないこともあります。
大きな切手の破損は難しい場合あり
大きな破損がある切手については、買取が難しい場合があります。切手が二つに破れていたり半分以上が欠けている、大きなシミや汚れが広範囲に及んでいる場合はその切手の価値は著しく低下します。特に、切手の中心部分や重要なデザイン部分が損傷している場合は、買取価格も大幅に下がったり、場合によっては買取不可と判断されることがあります。
また、切手の破損が偽造や消印のずれを利用した不正使用の結果である場合、買取はできません。切手買取では、偽物との区別の確認が厳しく行われており、偽造や改ざんされた切手はもちろん買取ってもらうことはできません。そのため、信頼できる業者に依頼し、切手の状態や価値を正確に評価してもらうことが重要です。
専門の買取業者では、破損した切手の価値を評価するための専門的な知識や経験を持つスタッフが在籍しています。これらの業者に相談することで大きな破損がある切手でも、どの程度の価値があるのかを見極めることができます。しかし、一般的には大きな破損がある切手の買取価格は低く、場合によっては買取自体が難しいこともあります。
破れている、破損している切手でもその程度によっては買取が可能ですが、状態が良好な切手の方が高額で取引されることは間違いありません。切手の買取を検討する際には、専門業者に一度相談し、買取価格を見積もってもらうと良いでしょう。
まとめ
切手の絵柄がはっきりと確認できるほどの破れだと、実際に切手を利用しても問題ありません。使用できるか不安であれば郵便局で切手の交換を行ってもらったり、買取業者などを使用して買取依頼を行いましょう。本サイトでは高価買取を行っている切手買取業者を紹介していますのでぜひそちらの記事もご確認ください。