プレミア切手という言葉を聞いたことがあるでしょうか。切手には様々な種類があり、その中には高額で取引が行われる切手があります。この記事では高額で取引が行われるプレミア切手の特徴や値段が上がる理由、実際に高額で取引されている切手をご紹介します。最後にはプレミア切手を高額買取してもらうコツも紹介していますので、ぜひご覧ください。
プレミア切手とは何か?なぜ価値が上がる理由?
プレミア切手はどのような切手か、通常の普通切手や記念切手とどのような違いがあるかご紹介します。
プレミア切手とは何か?
プレミア切手とは、希少性や歴史的な価値や独特のデザインによって、高い価値が付けられる切手です。プレミア切手は希少性が高く非常に人気があり、高額で取引されることが多いです。高額で取引される切手の中には、発行部数が極めて少ないものや、発行後すぐに廃止されたもの、歴史的事件や人物に関連するものもあります。
例えば、1840年にイギリスで発行された「ペニー・ブラック」は、世界初の郵便切手として知られ、プレミア切手の代表例です。また、印刷ミスがある切手や、特定の地域でのみ使用された切手も高い価値が付くことがあります。
このように希少性や歴史的価値から高い価値がつく切手をプレミア切手と言います。
普通切手や記念切手との違い
プレミア切手は普通切手や記念切手と異なる点があり、それぞれ使用用途が異なります。
プレミア切手と普通切手の違い
普通切手は日常的な郵便利用を目的として大量生産され、通常時の荷物の配送で利用されます。一方でプレミア切手は、限られた発行枚数や歴史的背景、印刷ミスなどにより高額で取引される切手です。プレミア切手は収集品としての価値が重視されるのに対し、普通切手は実用性が重視されます。
プレミア切手と記念切手の違い
記念切手はイベントや人物、テーマを記念して発行され、限定的な発行期間や数量が特徴です。プレミア切手はしばしば古い時代に発行されたり発行ミスがあったりするため高額で取引されます。しかし、記念切手は発行当初からコレクター向けに設計され、一定の価値がありますが高額とは限らない切手です。
プレミア切手が高く買い取られる理由
プレミア切手が高額買取される理由として3つの理由があります。
発行数が少ない
普通切手は大量に生産されていますが、プレミア切手は限定生産の場合が多く流通用が少なくなっています。
古いものは流通量が少ない
古いプレミア切手は保管場所が不明になったり、戦争などで紛失したりする場合があり、現存する枚数が少なくなっています。
絵柄のデザインが人気
古い切手でも有名な画家などがデザインした切手があり、そのデザインから人気のあるものが多いです。有名なプレミア切手にもデザインが高く評価されているものがあります。
有名プレミア切手5選!
具体的に有名なプレミア切手を5つ紹介します。有名なプレミア切手は古い年代に販売されているものが多くなっています。
見返り美人切手
見返り美人切手は1948年に発行された切手で、絵柄は浮世絵で振り返っている女性が描かれています。当時初めての浮世絵の絵柄の切手だったため、とても人気がありました。見返り美人切手の絵柄は、菱川師宣の代表作「見返り美人」が基になっています。
発行枚数は約150万枚ですが、とても人気のある切手だったので1ヶ月で完売しました。
ビードロを吹く娘切手
ビードロを吹く娘切手は1955年に発行された切手で、見返り美人切手と同じく浮世絵で女性が描かれています。絵柄は浮世絵師・喜多川歌麿の作品「ビードロを吹く娘」が基になっています。見返り美人切手の人気でビードロを吹く娘切手も大人気となり550万枚が発行されました。現在では発行枚数が多いことから、買取価格は見返り美人切手と比較すると低くなっています。
月に雁切手
月に雁切手は1949年に発行された切手で羽ばたいている雁が描かれています。見返り美人切手の影響で月に雁切手にも人気が出て、200万枚が発行されました。絵柄は、浮世絵師・歌川広重の作品「月に雁」が基になっています。月に雁切手は、現在でも非常に人気が高く、高い買取価格が期待できるプレミア切手です。
竜文切手
竜文切手は日本で初めての郵便切手で1871年に発行されました。通常発行されていた切手ですが、通貨の単位が銭から円に変更された影響で発行枚数がとても少なく、希少価値が高い切手となりました。竜文切手には、1銭、2銭、5銭、10銭の4種類があり、それぞれ異なる色で印刷されています。これらの切手は手彫り版で制作され、手作業による細かなデザインが特徴です。特に、初期の竜文切手は発行枚数が限られていたため、現在では非常に希少であり、コレクター市場では高い価値が付けられています。
桜切手
桜切手は1872年から発行されている、桜と菊花が記されている切手です。半銭から20銭までの額面が販売されていましたが、一番流通量が少なかった20銭の桜切手が現代では高値で取引されています。
このように古い切手はプレミアがついて高額で買取が行われるケースがあります。
プレミア切手が高く売れるコツとは?
古い切手をたくさん持っていて販売したい、プレミア切手を高額で買取してもらいたい、という人は多いと思います。そこでプレミア切手を高値で買い取ってもらうコツを紹介します。
専門の切手買取業者に依頼
プレミア切手を高く売るためのコツは、専門の切手買取業者に依頼することです。専門業者は市場の動向や切手の状態を見て、適正な査定を行ってくれます。また、オークションなどの販売経路を持っている場合が多く、より高値で売却できる可能性があります。信頼できる業者を選ぶことで、切手の価値を最大限に引き出すことができます。
相場の把握
プレミア切手を高く売るためには、切手買取相場を把握することが重要です。あらかじめ同じ切手の過去の取引価格や市場の動向を調査して、買取業者から提示された価格が妥当かどうか判断しましょう。
保管方法について
プレミア切手の価値を保つためには、適切な保管方法が重要です。切手は湿気や汚れに弱いため、専用のアルバムや保護シートを使用し、温度や湿度が一定に保たれる環境で保管しましょう。また、手で直接触れると油や汗が付着する可能性があるため、取り扱い時にはピンセットを使用することをおすすめします。油や汗が汚れの原因となってしまうことがあります。保管状態が良ければ、切手の価値を長期間維持することができ、高価買取が期待できます。
まとめ
プレミア切手は希少性と流通量の少なさから価値が大幅に上がることがあります。また、有名なプレミア切手になると査定金額が数万円になることも多くあります。プレミア切手が高く売れるコツを理解してプレミア切手を高価買取してもらいましょう。
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