切手の換金率はどれくらい？切手の種類別の換金率や買取の際に注意することを解説！

切手には様々な種類があります。郵便局でよく利用する切手以外にもご当地のものや限定品など種類は様々です。そんな切手ですが買取に出すことで、高価で売れることがあるのをご存知でしたか？今回は切手の換金率を種類別に紹介し、買取の際に注意することなどやおすすめの買取業者などを解説していきます

種類別の切手換金率

切手は種類によって換金率が異なります。ここでは種類別の切手の換金率を紹介していきます。

普通切手

現在、郵便局でいつでも購入できる切手が普通切手です。コンビニやスーパーでも購入することができます。普通切手は全国に出回り希少価値が低いため、換金率は高くありません。

バラ・シート・台紙貼りの状態ごとで換金率が異なります。

記念切手

記念切手とは国家的な行事が開催された時に記念に発行される切手のことです。オリンピックなどが開催される際に発行されます。換金率は以下の通りです。

額面	状態	換金率
50円以上	シート	80％
10円以上50円未満	シート	77％
10円未満	シート	65％

出典：切手買取価格表｜有馬堂

航空切手

航空切手とは航空郵便をのために使用される切手のことです。国内航空郵便用と国際航空郵便用の２種類に分けられ1920年〜から発行されている切手です。1953年に国有郵便制度と速達郵便制度が統合され発行は終了しています。

そのためデザインによっては発行部数が少なく、希少価値が高くなってます。

名称	買取価格
芦ノ湖航空 8銭5厘 100面シート​​	820,000円
きじ航空 59円 50面シート​​	430,000円
立山航空 銭単位 55円 50面シート​​	1,300,000円

出典：切手買取価格表｜有馬堂

特殊切手

特殊切手とは国家的な企画や郵便局独自の企画、漫画やキャラクターなどとのコラボなどで販売される切手です。国立公園シリーズや世界遺産シリーズなどが有名です。販売期間が決まっており、記念切手よりも発行部数が少ない場合もあるので、種類によっては希少価値の高いものがあります。

名称	買取価格
文化人切手 野口英世 第2種版 タイプ2 20面シート​​	200,000円
観光地百選切手 日本平 24円 20面シート	170,000円
第1次国立公園切手 阿蘇 阿蘇中央火口丘群 20銭 50面シート​​	360,000円

中国切手

中国切手とは中国で発行されている切手のことで、1949年10月から発行が始まりました。

文化大革命の時期にコレクション目的での収集が禁止されていたため、多くの切手の行方がわからなくなっています。そのため希少価値はとても高く高価買取を行うことができる切手の１つです。

名称	買取価格
赤猿切手	30,000円〜
毛沢東切手	50,000円〜

沖縄切手

沖縄切手とは第二次世界大戦後アメリカ統治下に置かれた沖縄で発行されていた切手です。1972年まで発行されており、琉球切手と呼ばれることもあります。種類によっては高価買取が見込まれる場合がありますが、ドル表記であるため、買取を断られる可能性があることを頭に入れておきましょう。

名称	買取価格
琉球切手 第1次普通切手 初版 5銭 そてつ 100面シート​​​​	50,000円
琉球切手 第1次普通切手 初版 1円 農夫 100面シート​​	2,600,000円
沖縄切手 米貨単位暫定 50c 糊付 100面シート​​	95,000円

出典：切手買取価格表｜有馬堂

プレミア切手

プレミア切手は明治から昭和にかけて、杯数限定で発行されたものです。1枚数千円〜数十万円という額面を大きく上回る価値を持っています。プレミア切手を高く買い取ってもらうには専門的な知識をもった買取店に依頼することが重要です。

名称	買取価格
竜文切手	数万円〜50万円
桜切手	数千円〜1000万円
鳥切手	数万円〜30万円

出典：切手買取ナビさん

切手を高価買取してもらうコツ！

ここまで種類別の切手の換金率を解説してきましたが、切手を高価で買い取ってもらうにはコツが必要です。ここではより高価に買取を行うために注意しておくべきことをまとめました。

綺麗な状態を保つ

切手の保存状態を確認することは非常に重要な項目です。汚れや傷がある場合には買取額が減ったり、そもそも買取を断られてしまうことがあります。切手のようなストックブックなどで保管したり、プラスチックケースなどに入れて保管するようにしましょう。

切り離さず持っていく

同じ切手でもシート状の切手とバラの切手では買取額に大きな差ができます。バラの買取額はシートより大幅に落ちてしまいます。買取店に行く前にバラバラにして行くのではなく、なるべくそのままの状態で持ち込むようにしましょう。また、シートの一部分が破れていたり、シートの周囲にある耳をとってもバラの扱いになるので、買取店に持ち込むまでの取り扱いには注意するようにしましょう。

仕分けをしておく

仕分けをしておくことも買取額が上がる要因になります。これは色々な額面が混ざった状態ではなく、額面ごとに仕分けがされた状態ということです。

買取業者によっては公式サイトからプリントアウトした台紙に切手を貼り付けて持ち込むことで買取額が大幅に上がるケースがあります。買取御者のサイトを確認しやってみましょう。

不要な切手は早めに売る

希少価値の高い切手は売る時期が重要です。「長く保存していれば買取額が上がるのではないか？」と考えている人も多いでしょう。しかし、切手を長期間保存していると色の変色やシワなどによって劣化してしまう恐れがあります。そのような切手は高価買取は見込めません。

これから使用する予定のない切手はなるべく早く売ることをおすすめします。

普通切手は郵便局に持っていく

普通切手は換金率の低い切手です。買取店で査定してもらったとしても高額買取を見込むことはできません。そこで、普通切手の場合のみ、換金するよりも郵便局で別の品物と交換することをおすすめします。全国の郵便局で交換する子ができ、送料の支払いや郵便ハガキへの交換をすることができます。

複数の業者で見積もりをする

同じ切手でも買取業者によっては買取額が変わってくることがあります。切手は専門性が高いため、知識のある人とない人では買取額にも差が出てきます。

理想の買取を望むのであれば、買取店を１つに絞らず、複数の見積もりを受けてから比較することをおすすめします。

切手買取でよくあるトラブル

切手の買取にはトラブルがつきものです。ここでは切手買取でよく起こるトラブルについて解説していきます。

契約を結んだ後に査定額が下がる

売買契約を結んだ後に「査定時に見落とした汚れや傷があった」などの理由で買取金額が下がる場合があります。これは消費者の利益を不当に害すると判断し、消費者契約法により違法となります。

このようなことに遭わないためにも契約の際に、事前に契約後の査定額の変更がないかを確認しておくのがおすすめです。

査定士から強引に買取を迫られる

査定のみを依頼したはずなのに、査定士から売却を強く進められる場合があります。

この場合は断ることをお勧めします。

切手の買取の際には複数店に依頼し、より良い買取店で契約するようにしましょう。

買取品を渡した後にお金が支払われない

切手を引き渡したのにお金が振り込まれないことがあります。その理由として振り込み先の情報が間違っていることも考えられますが、買取店のミスであったり、架空の業者であった可能性もあります。買取業者と連絡がつかない場合には国民生活センターなどの機関に相談するようにしましょう。

買取キャンセル後に不当な解約金を求められる

買取をキャンセルした際に、解約金を求められる場合があがります。

解約金の金額によっては「消費者契約法9条」に違反し、無効にすることができることもあります。

また、買取の方法によってはクーリングオフ制度を利用することもできます。

買取の際のお金のトラブルを防ぐためには、契約時にキャンセルなどに関して細かく把握しておくことが重要です。

切手の買取おすすめ店3選！

切手の買取を行っているおすすめの買取店を紹介していきます。様々な買取店を比較し、自身の納得いく買取を実現しましょう。

バイセル

出典：バイセル公式サイト

累計の切手買取数は業界でTOPクラスの実績を誇る買取業者です。

24時間・365日電話対応を受け付けており、売りたい時に査定の相談ができることがメリットです。

状態の悪い切手も査定してもらうことができ、安心感と信頼に定評のある買取業者です。

ザ・ゴールド

出典：ザ・ゴールド公式サイト

ザ・ゴールドは全国に70店舗以上を展開する買取業者です。出張買取も行っており、電球の交換や荷物の移動など10分間無料でお手伝いしてもらえる「思いやりサポート」というユニークなサービスも展開しています。

査定士全員の顔が見えるというところもメリットの１つです。安心感があり、買取実績にもつながっています。

独自の販売ルートを持っており、様々な切手に対応することができます。

福ちゃん

出典：福ちゃん公式サイト

累計800万点以上の買取実績を誇り、高価買取が望めます。

普通切手の買取金額が他店に比べ高く、定評のある買取業者です。

また、手数料やキャンセル料などが完全に無料で古い切手や汚れのある切手などを気軽に査定に出すことができるのがメリットです。

まとめ

この記事では、種類別の切手の換金率を解説し、切手を買取に出す際の注意点などについて解説していきました。希少性の高い切手は長く持っているのではなく、早めに売りに出すことで高価買取を望めます。切手の買取を検討している人はこの記事を読み、ぜひ参考にしてみてください。